百式英単語をやる前
英単語の暗記って辛いな。
英語の勉強で一番、英単語を覚えるのが苦痛なんだよな。
どうせ覚えても忘れちゃうんだよね。
百式英単語をやった後
暗記は辛いけれど、百式英単語は無心でできるから辛くない。
英単語100語なら、確実に1週間で覚えられるから大丈夫。
忘れても、また覚えられる。
百式英単語をやりはじめて2週間がたちました。
百式英単語は、「英単語100語を20分間音読することを7日間続ける」という英単語の暗記方法なのですが、とっても良かったのでこれからも続けていくことを決めました!
今回、使った本↓↓↓
TOEIC対策中の人は↓↓↓
百式英単語とは?
百式英単語は、「英単語100語を20分間音読することを7日間続ける」という英単語の暗記方法です。
本の前半に百式英単語のやり方、覚えられる理由などが分かりやすく書かれています。
後半は、百式英単語に特化した単語帳になっていて2023語が掲載されています。
だから算数の九九みたいに覚えられたよ。
そして、「1週間、音読する」というのが本当に効果的で、実際に1週間で100語覚えられたんだよ!びっくり!
百式英単語で覚えられる理由を簡単に言うと、
- 音読は、耳で聞く・話すという2種類のインプットを同時にできるから効果的
- 7日間継続すると、長期記憶をつかさどる脳の領域(海馬)に記憶されやすい
- 語法と派生語を省略した超シンプルな単語帳だから九九みたいに音読して記憶できる
- 音読が20分できればよいので暗記が苦手な人でも大丈夫
などがあげられるよ。本に詳しく書いてあるから、「英単語を覚えるのが苦手!」という人は、是非読んでほしいな。
私は、英単語を書いて覚える派だったのですが、それだと本当に時間がかかって到底20分で100語は覚えられません。
結局、高校受験の時は試験に必要な英単語を覚えぬまま受験しました。
高校生の時にこの方法をしっていれば、きっとすべて覚えられたことでしょう…(私が高校3年生の時は、20年ほど前なのでこの方法は存在しなかったのですが。)
百式英単語を2週間やってみた!
まず1週目は練習で、50語×20分×7日で覚えます。
「百式英単語」は①~㉑まで難易度別に
- 入試基礎編 ①~⑤
- センター完成編 ⑥~⑭
- 2次私大完成編 ⑮~⑱
- 最難関レベル編 ⑲~㉑
に分かれています。
私は、センター完結編⑦の100語のうち、知らない単語が61語だったので、まずはこの61語を1週間で覚えてみました。
1週目-1日目
知らない単語の音読なので結構大変で、2周がやっとでした。20分があっという間。本当にこれで覚えられるのかな?と不安になったけれど、音読中はあまり雑念を挟めないので集中できました。
2日目
少し覚えているようで、61語の音読を3周できました。少し覚えると不安も解消されてきました。
3日目
覚えた単語が増えてきて、逆に音読がやや退屈に感じました。61語の音読を3周しました。
4日目
覚えた単語は飛ばし、覚えてない単語を4回読みました。意味を隠しながら読んでもだいたい読めます。
5日目
ほぼ完ぺきに覚えました。無心で音読します。
6、7日目
完璧に覚えたので退屈です。無心で音読します。
結果
第1週目の61語は、余裕で覚えられました!次は、単語を100語に増やして挑戦です。
センター完結編⑧100語
2週目-1日目
100語に増えたので大変。難易度も少し上がっているのかな?また不安になります。
でも、7日後には覚えているんだろうなという自信も同時にあります。←今までになかった感覚!
2日目
少し覚えているようで、昨日よりは大変ではありません。不安感も少しましになりました。
3日目
一部を除き覚えられています。
4日目
ほぼ覚えられたのでやや退屈に感じます。覚えていない単語を4回読み、意味を隠しながら読みます。
5〜7日目
ほぼ完璧に覚えました。やや退屈ですが、無心で音読します。
結果
100語を1週間で完璧に覚えました!本当に、記憶力がいいのかどうかは、関係ないみたい…。拍子抜けです。
百式英単語を実践して気付いたこと(いい点)
1.英単語への強い苦手意識が気にならない
今まで、英単語を覚えている最中に「私は暗記が苦手」「覚えても忘れてしまうかも」「これは無駄な作業なのでは」などの雑念が頭に浮かんでは消え、学習を邪魔していたことに気付きました。
百式英単語では、今までの苦手意識からくるモヤモヤが湧き上がってきても、頭の中で具体的な言葉になることはほぼありません。
なぜなら、声を出す、耳で聞くことに脳を使っているからです。
なんだか、「お経を唱えて無心になる」とか、「辛い時に大声で歌を歌う」ことと似ていますね。
2.単語を見たら瞬時に意味が分かる
百式英単語で覚えた単語「confirm」を、たまたまウェブサイトで見たのですが、「confirm password」と見たら「パスワードを確認する」と瞬時に分かりました。
覚えたての単語だと「え~っと、なんていう意味だっけ」と思いだすのに時間がかかることが多かったのですが、百式英単語では「confirm 確認する」と「2×2=4」みたいに瞬時に意味が思い浮かぶように頭が鍛えられていることを実感しました。
3.100語なら1週間で覚えられるという自信がついた
3-1.英単語を覚えることが億劫でなくなる。
オンライン英会話で毎日1レッスンのペースで学習しているのでノートに月に100語くらいのペースで新しい単語が溜まっています。
今までは、「これを覚えないといけないのか…億劫だな。」とモヤモヤしていたのですが、「100語たまったら自作の単語帳を作って1週間で覚えればよい。」と思えるようになりスッキリしました!
100語なら20×1週間と期間が決まっているのがスッキリできるポイントです!
3-2.忘れても大丈夫と思える。
今までは、「どうせ英単語を覚えても忘れてしまうかも」ということもモヤモヤしていたのですが、忘れたら、忘れたものを集めてまた覚えればよいと思えるようになりました。
百式英単語についての注意点
1.似ている音の単語を間違えやすい。
音読で覚えると、音に依存しているので似ている音の単語は間違えやすいです。
音読以外で覚えても同じかもしれませんが、より顕著かなと思いました。
例えば、「fate 運命」と「fade 消えていく」など音が似ている単語を逆に言ってしまうことがありました。
復習の時や全部覚えた後に、また確認したいと思います。
2.2週間後に復習をする
100語を1週間で覚えたら終わりではなく2週間後に2~3分の簡単な復習をする必要があります。
これで、さらに脳に定着させるのですね。
逆に、「一発で全部覚えられます!」とか言われるよりも、安心しました。
3.語感をつけるのは別途、英語の文章に触れる必要がある
初めにも書きましたが、百式英単語は、語法や似ている派生語を省略した超シンプルな単語帳にすることで効率的に英単語を覚えることを可能にしています。
ですので、語感を身に着け、本当に単語を使えるようにするには、沢山の英文に触れる必要があります。
単語集の役割とは「理解語呂」を増やし、多読できるようにすることにあります。~(中略)~十分な語呂がそろっていればどんどん問題や長文に斬り込んでいけます。知らない単語に苦労しながら長文に取り組むよりも結果的にずっと多くの英文に接することができるでしょう。(百式英単語p45より)
まとめ
百式英単語は、「英単語を覚えることが苦手」と思っている人には特におすすめの本です。
記憶力に自信がなくても、覚えられるし、何よりこの「単語を覚えることが苦手という意識が、いかに学びの邪魔をしていたか」ということに気付き、「私は覚えられる!」と自信をつけることができます。
現在、英語多読に取り組んでいて、「もしかしたら単語さえ分かったら大抵の本やウェブサイトは読めるんじゃないかな?」と感じています。
百式英単語で2023語を覚えられたら、読める本の範囲が広がり、オンライン英会話でもっと自由に講師と話ができるようになれるのではないか?と期待でいっぱいです。
2023語を覚えるには、あと4カ月くらい必要なのですが、全部覚えて変化した景色をブログで報告したいと思っています!
今回、使った本↓↓↓
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