私は、「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」を読んだことがきっかけで英語多読に挑戦し始めました。(英語多読とは洋書を沢山よむことです。)
この本を繰り返し読むと、英語を日本語に訳さず英語を英語のまま理解するということが少しずつできるようになっていきます。
とてもわかりやすいのと、英語の物語が最後に2つ掲載されているので英語多読(多読でなくても洋書の読書)の1冊目は「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」最もおすすめです。
この本を読み終わった後、「Frog and Toad Are Friends」というとても人気の洋書絵本を買ってみました。
読みやすい英語と心温まるストーリー、可愛い挿絵に助けられてとても楽しく読み終えることができました。
そして次に、児童書「Wonder」を買って読んでみました。
が、しかし…
分からない単語が多くて調べるのに時間がかかる…ページ数が多くて先が見えない…
だんだん苦しくなってきて…
結局、飽きて放置してしまいました(涙)
わ~!もったいないっ!
この失敗をふまえて、まずは英語多読を挫折せずに続けるための方法を調べようと思いました。
このページでは、英語多読(もしくは洋書の読書)を挫折しないためにやるべきこと5つをご紹介します。
これを読めば自分のレベルに合った洋書を選べるようになり、楽しく洋書を読めるようになります。では早速はじめましょう!
英語多読の効果を知る
英語の勉強のために洋書を読むのであればまず「継続した結果、どんな効果があるか?」を知っておきましょう。効果が分かると継続するモチベーションになります。
英語多読の効果は、英文を左から右にそのまま読んで日本語に訳さなくても内容がわかるようになるということです。読書量と効果はだいたい
- 30万語→英文を日本語に訳さず理解できる
- 100万語→英語が上達する(TOEICスコアがアップするなど)ここを目標にする
- 200万語→英英辞書を使うことが苦にならない
という関係になっているようです。
100万語を1つの目標として取り組むとよいようです。100万語達成したらその効果をブログで報告しますね!
洋書多読は、「英語脳」を作ることに効果があるようですね。とても期待がもてます!
英語多読の方法を知る
英語多読を継続するために一番大切なのは方法です。以下の多読三原則を守りつつ優しい本から読み始めて段階的に難しい本にレベルを上げていきます。
多読三原則
1:辞書を引かない
2:わからないところは飛ばす
3:つまらなくなったらやめる
1:辞書は引かない
分からない単語があっても辞書は引かずに前後関係から意味を推測して読みます。辞書を引かないと内容が理解できないのであれば本のレベルを下げます。
この分からない単語を調べないというのは、英語学習をやっている身としてはなんだかムズムズしますね(笑)どうしても意味を知りたい場合は、本を読み終わった後にまだ気になっていたら調べて、推測した意味と合っているか確認してもかまわないとのことでした。まずは推測しましょうということですね。
2.わからないところは飛ばす
100%の理解度にこだわらず、わからないところは飛ばして読みます。だいたい7~9割程度の理解度で大丈夫です。理解度が7割に満たないのであれば、もっとゆっくり読むか、本のレベルを下げます。
3.つまらなければあとまわし
言葉の通り、つまらなければ途中でも他の本を読みます。内容がつまらないのではなく、本がむずかしくて内容が理解できずつまらないのであれば本のレベルを下げます。
参考にした本↓↓↓
洋書の読みやすさレベルを知る
洋書多読の方法が分かったところでまずは本のレベルを知ることからはじめます。本のレベルは読みやすさレベル(Yomiyasusa Level・YL)という指標を参考にします。
読みやすさレベル(Yomiyasusa Level・YL)とは
SSS英語多読研究会が作成した日本人英語学習者にとっての洋書の読みやすさを0.0~9.9までで数値化したものです。数字が小さいほど読みやすいという意味です。SSS英語多読研究会のホームページではYLの定義や洋書多読の方法について詳しく書かれていますので参考にしてください。
ちなみに私が読んだ「Frog and Toad Are Friends」はYL=1.5だったのに対し、次に読もうとして挫折した本「wonder」はYL=5.5でした。
いきなりレベル1から5に飛んでいました!
本のレベルを下げればまだまだ洋書を読めそうです!安心しました!
自分のリーディングレベルを知る
レベル0の人は、読みやすさレベル0.9以下の本からはじめます。レベル1の人は、読みやすさレベル1.0~1.9の本からはじめます。レベル2以上の人も同じルールです。以下4つのいずれかの方法で自分のレベルを知りましょう。
Penguin Readers Easystarsを読んでリーディングレベル測定
Penguin ReadersシリーズのEasystarsを1冊選んで読みます。
Penguin Readers Easystarsを読むのに4分以上かかる場合は、レベル0です。YL0.9以下の本からはじめます。
Penguin Readers Easystarsを4分以内に読める場合は、レベル1です。YL1.0~1.9の本からはじめます。(レベル0を読んでもいい。)
Penguin Readers Easystarsはどれを選んでも900語程度の字数なので読書速度の計測に丁度よいそうです。
ちなみに私はPenguin Readers Easystars のどれを読んでも大体8分くらいかかりましたのでレベル0からスタートということでした。
レベル0台とレベル1台の本を読んでみる。
読みたいと思うレベル0台とレベル1台の本を買うか図書館で借りてきてまず読んでみます。すらすら読めるレベルのものからはじめます。
私の場合、Penguin Readers Easystars を読む前に、読みたい絵本もあったのでレベル1を「すらすら読める」と認識して何冊か読んでいたのですが、測ってみると実際は、レベル0でした。
読みたい本がある場合は、ルールばかり気にしなくて良いと思いますが、きちんと調べたい人はPenguin Readersシリーズを活用してみてください。
多聴多読ステーションのホームページ
多聴多読ステーションで洋書が読みやすさレベル(YL)別に検索できるので、そこで試し読みします。すらすら読めるレベルのものからはじめます。
多聴多読マガジン
多聴多読マガジンはYL=0台からはじまってYL=1台、2台と段階的に難易度を上げた物語が掲載されています。
多聴多読ステーションの試し読みとの違いは、物語にボリュームがあるのでしっかり読めるのと、洋書多読の方法やコラムが掲載されており、教科書のように使えるよう作ってあるということです。
どの方法で選ぶにしても、洋書選びで大切なことは「簡単すぎてつまらないと感じない程度の最も優しい本」を選ぶことです。焦ってレベルを上げ過ぎない方が後々苦労しないようです。
自分のレベルにあった洋書を選ぶ
読みやすさレベル別に洋書の一覧を見る方法があります。
多聴多読ステーションのホームページ
多聴多読ステーションで読みやすさレベル別に表示されている本の中から自分のレベルに合ったものを試し読みしながら選びます。
また、もうすでに読みたい本が決まっているのであればこのサイトで読みやすさレベルを調べることができます。
英語多読完全ブックガイド
多聴多読ステーションを運営しているコスモピア株式会社が発行している英語多読完全ブックガイドという雑誌にYLレベル別に本が分かりやすくまとまっています。
お高いのですが、英語多読とは長い付き合いになると思って私は購入しました。
おすすめの本は写真つきで掲載されています。
その他の本は一覧です。
YLと総語数が分かります。
私の本選び
私はもともと、絵本の挿絵が大好きで、絵本の原画展に行ったり、本屋さんで絵本を眺めたりしていました。
今までは、絵本の内容にはさほど注目してこなかったのですが、今回、洋書絵本の多読をはじめてみてその内容の奥深さにとても驚いています。
英語学習からたまたま絵本を読むことになって、本当によかったなと思っています。
というわけで、私の洋書選びはまずは
一、挿絵が素敵な絵本かつ英語が読みやすいもの(レベル0.3~レベル1.9程度から)
を中心に楽しみながら行っていきます。
また、Penguin Readers などの英語学習者用に作られた本も活用していきます。でもやっぱり、絵本の方が楽しいんですよね。
私の洋書多読の方針/目標/方法を決定!
洋書多読方針
- まずは大好きな洋書絵本を中心に読む!
- 一部、Penguin Readersなど英語学習者用の本も読む。
目標
- 100万語読破!
方法
- まずは、レベル0の本を読む。読みたい絵本がある場合はレベルにこだわり過ぎない。
- 本を繰り返し読んだ場合はその語数を加算していく。
- レベル0が簡単すぎると感じたらレベル1に進む。その後も同様。
- 100万語はレベル2ないし3までで達成する。
*日常会話に重点をおきたい人や、今まで英語に接することが少なかった人はレベル2までの本で100万語読む計画を立てるのが良いとのこと。
100万語か~。なかなか先は長いですね!
とはいえ、英語多読は好きな本を読んでいたらいつのまにか英語ができるようになっていた!という楽しい勉強法だと思っているのでのんびり楽しみながら進めたいと思います!